2013年4月30日火曜日

タンクの塗装


 このバイクの修理で一番手間がかかるのがこの塗装じゃないでしょうか。でも、ツートンカラーにするとか絵を描いたりするわけじゃないから楽勝じゃないかな?





今回用意したものは、左から塗装を剥がす剥離剤、仕上げに使うクリアー、白色塗料、下地に使うプラサフ、へこみ修正に使うエポキシパテ。この他にもマスキングに使用するに紙テープとワイヤーブラシ、ナイロンブラシ、#100の布やすり、#800~1000ぐらいの耐水紙やすりも用意。工具店、カー用品店などで簡単に手に入るもので塗り替えます。






塗装をはがす


 剥離剤はWAKO'Sのガスケットリムーバーを使用します。なぜなら、これが一番手軽に入手できる強力な剥離剤。ホームセンターの塗料コーナーで売っている剥離剤は何に使うのか疑問に思うレベルで使えない。以前、何種類か違うメーカーの剥離剤を試したが、塗装が剥がれるどころか何の変化もないっていうものばかりだった。

 フレームに付けるためのステーやキャップ、フューエルコックなどを外し、剥離剤を吹き付けて数秒。うわぁ・・・見た目がなんか き も ち わ る い! まるでモグラが地表近くを掘り進んでいるみたいに剥がれていく。





そして、ふやけたように浮いてきた塗装をワイヤーブラシで落としていく。剥離剤がなんとかギリギリ一本で間に合いました。



「なんか、このままクリアー塗って終わりでいいんじゃね?」と悪魔のささやきが聞こえてきた。
少し迷いながらも・・・いやいや、迷う余地はないですね。作業続行します。 裏返してみるとけっこう錆が深い。これを#80の布やすりとワイヤーブラシでできるだけ落とす。かなりボコボコだけどほとんど見えない部分だから、塗料が密着して錆が進行しなければOKってことで。


へこみ修正

 こちらは表のほう。ちょっと気になるへこみをねんどパテで修正。

へこんだ部分と周りを#100の布やすりで磨き、パテを塗りつける。この時、水を付けながら塗ると広げやすくなる。だいたい3時間ぐらいで硬化して、爪で叩くと固い音がするようになった。その後、#100の布やすりで荒削りし、#800の耐水紙やすりで仕上げる。

下塗り

 さび止めや塗装ののりを良くするためにサーフェイサーを塗ります。前に塗り替えたときは、プラサフはグレーしかなかったが今回、白があったのでそれを使ってみる。上塗りの塗料が少なくて済むかも。キャップとコックの穴にマスキングテープを貼り、プラサフを塗って乾かしたあと、耐水紙やすりで水研ぎする。特にパテで修正したところに重点的に塗って#1000の耐水紙やすりで磨き、境界線をできるだけ目立たなくする。乾いたら吊して表だけでなく今度は錆びないようきっちり裏も塗装する。


上塗り

 しかし、困った・・・。これじゃブログ用に写真を撮ってもほとんど変化がわからん・・・・・・じゃなくて、それよりも、サーフェイサーが白いから上塗りをしても塗ったところと塗っていないところがわかりにくい。次があるとしたらやっぱりグレーを使うことにしよう。 上塗りの色はスズキ純正色の「ORB」を使います。キャリィに使われているあの白です。前の塗りなおしもコレを使い、違和感なく仕上がったので今回も使用します。膝の当たる部分は剥がれやすいので角を中心に特盛りにします。

仕上げ

表面のザラザラをコンパウンドで磨いて仕上げます。マスキングテープを剥がし、中に入ったゴミや剥がした塗料の粉をガソリンで洗い流す。外してあったキャップとコックを付けて完成です。


 きれいに仕上がったのはいいが、これは、きれいすぎて車体に付けたら浮くかも・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿