2017年8月3日木曜日

シリンダのネジ穴修復。

 もう少しで完了というところなのですが予定を変更して、先送りにしようか迷っていたことをやっぱり今やっておこうと、再びシリンダを外しにかかる。

気になるというものは下の写真のヘリサート。ここのスタッドボルトが斜めに立っていてシリンダヘッドのネジ穴に差しにくかったり、ナットを締めても「ぐにゃ~」という感触があってあまりきつく締めることができなかったりで、このままでは水漏れのおそれもあるため、まっすぐなネジ穴に修復します。
方法は既存のネジ穴を一度埋めて穴を開け直し、ネジを切る方法をとります。
まずは入っているヘリサートを抜き取り、φ10.2のドリルで穴を大きくします。
そして、M12のタップでねじ切り。ちなみにこのボール盤はちょっと特殊なもので、ねじ立てもできるタッピングボール盤。 普通のボール盤でねじ立てはできません。やると何かが壊れるかも。
そして次は、下の写真にあるようなものを作りました。中はM8のネジ穴、外はM12のネジになっているインサートのようなもの。あとで緩まないようにエポキシ接着剤を塗ってから締め込みます。
仕上がりはこんな感じ。シリンダヘッドに当たらないように少しだけ深く締め込んであります。
ついでにシリンダを耐熱シルバーで塗装して、ピストンとピストンリングを交換してしまいます。これらを組み付けて今回はここまで。

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