2013年6月29日土曜日

TS125R編のスタート


 TS125Rによる第二幕のスタートです。さっそく、TS200R納車の引き替えに渡された“宿題”を始めようと思います。








 これはいつ頃のバイクかというと、スイングアームとフロントフォークのステッカーからの推測ですが、91か92年式ではないかと思われます。前の記事に書いたTS200Rは89年式なのでそれよりは新しいですね。

 バイクの状態はというと、どのくらいの期間かわかりませんが、日ざらし、雨ざらしにされていたため、だいぶ金属部の腐食や外装の劣化が進んでいます。 スポークが錆を超えて腐食が始まっているので、依頼者さんからはスポークの交換を頼まれました。


そして、写真ではわかりにくいが、この外装はかなり“日焼け”をしている上に塗装されています。しかし、オフロードバイクの外装は転倒しても割れにくいようにポリプロピレンという柔らかい素材でできていて、塗装してもちょっとした衝撃でひび割れて剥がれてしまい、塗装はできないと考えたほうがいいです。実際にこの外装もかなりひび割れ、剥がれてきています。外装を交換したいところだが、この辺は走るように修理できてから考えるようにします。



 その“走るように修理”という件ですが、このバイク、トランスミッションが壊れていて、1速からシフトペダルが動きません。その理由でチェーンを外し、押して動かせるようにしてからトラックに積み込みました。

 あと気になったのが、写真を見てわかる通りフォークプロテクターとブレーキホースのプロテクターがありません。特にブレーキホースがこの状態で走るのは危険です。タイヤなどに引っかかり切れる可能性があります。フォークプロテクターは単純に取り付ければいいが、ブレーキホースにプロテクターを付けるには、なにか工夫が必要かもしれません。

 こんどはTS200Rとの排気量以外の違いに触れてみようと思います。以前、ブログに書いたようにタンクが共通だったので車体も同じなのかと思っていたら少し125の方が小さいみたい。トラックに乗せた感じではホイールベースが少し短いかも?という印象だった。あと、最低地上高は明らかに低い。写真のMX用スタンドはTS200Rで使っていたときよりも一段下げています。(本来は85ccの標準ホイールのモトクロッサーで使う高さ) 

あとは、バッテリーが付いているとか、ラジエターが右側にしかなかったり、スイングアームが鉄製だったりということでしょうか。

 他にも気になる部分がいくつかありますが、分解整備を進めながらふれていこうと思います。

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