2013年7月2日火曜日

クランクケース分解 その1


 エンジンを下ろすため、現状を確認しながら自分の個人的な日頃の憂さ晴らしも込めてガンガン分解していこうと思います。









まず、サイドカバーを外すとバッテリーボックスが見えました。200と違って125はバッテリーが付いているんですね。 知らなかった・・・。  依頼主さん曰く購入時に最初からバッテリーが無く+と-の端子が直結されているだけで電装品の作動が不安定だったので、バッテリーレスキットを付けたそうです。

しかし、電装品を見てみると、セルスターターが無く、特に電力を消費しそうなものといえば、電磁式のホーンぐらいしかないのになぜバッテリーが必要なんだろうか?排気デバイスのコントローラーって消費電力大きいのかな?


 次にエアクリーナボックスのふたを開けてみると「ん?なんだこれ?」と思うものが入っていた。


取り出してみると「なんじゃこりゃああ!」と思わず言ってしまうほどのものが出てきた。シート状の乾いたスポンジをエアクリーナの骨に針金で2カ所止めて丸めて付けたものが入っていた。


こんな状態では隙間だらけでエアクリーナの役目は全くなく、当然キャブレターの中は埃だらけ・・・。 

 そして、いよいよエンジンが下りた。


 ところが実は、依頼主さんから単体のエンジンをもう一基預かってきています。このまま載せ替えてしまえばいいのですが、しかし・・・
 ①そのもう一つの単体のエンジンが調子よく動くかどうかわからない。
 ②ギヤボックスの中で何が起きているのか見てみたい。
 ③日頃の憂さ晴らし。
  ・・・という3つの理由からこのエンジンをさらに分解してみたいと思います。

 排気バルブのふたを開けてみるとまた「あ、あれ?」ということが。なぜか排気バルブが付いていなかった・・・


こういう状態で乗ったことが無いのでわからないが、圧縮比が低くなって低速がスカスカなのではないだろうか。

 さらにシリンダー、ピストンなどを外していき、クランクケースを分割するところまで行きたかったが、フライホイールを外すのにかなり時間がかかってしまったため、クラッチカバーを外したところで日没が迫ってきたので今回は時間切れ。



 次回はギヤボックスの中で何が起きているか明らかに! 乞うご期待。

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