前回のつづきです。クラッチ付近のギヤなどの部品を外すところからスタートです。クラッチやキック・スターターのギヤとバランサ、ACジェネレーターのコイルを外し、いよいよクランクケースを左右に分割です。
左右のクランクケースをつなぎ止めるボルトを全て外したところでクランクケース&シャフトリムーバという特殊工具の出番。特殊工具をセットしたら中心のボルトを締めて、右側のケースを引っ張り、クランクシャフトを押し出すように外します。
罠を取り除き、再びボルトを締めてみる。すると、今度は左右のケースが開いてきた。ケースの後ろの方をプラスチックハンマーで軽く叩きながらさらにボルトを締めていくと、無事、クランクケースが開きました。
さらに、メインシャフト、カウンターシャフト、シフトドラムを外して故障の原因を探してみる。すると・・・、なにかの破片が転がり出てきた。それと、6速ドリブンギヤの“ドッグクラッチ”と呼ばれる部分が欠けていました。破片はこの欠けた部分のようです。そして、この小さな破片がシフトドラムに引っかかってしまい、シフトペダルが動かなくなってしまったみたいです。
・・・という結果でしたが、ワタクシ個人的には、「またか・・・」と思ってしまいました。
というのも、前回納車したTS200Rもまったく同じ場所が破損したということがありました。
しかし、ドッグクラッチが欠けたところまでは今回と同じだが、TS200Rのときは運悪く、隣りにある2速のギヤが破片を噛んでしまったらしく歯がいくつか欠けて2速も交換ということになってしまいました。
さて、今後の方針ですが、もう一基あるエンジンをシリンダーから上だけを分解してガスケット、Oリングなどの消耗品とピストンリングを交換して載せようかと思っています。あとは中を見てから判断ですね。
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